五霞町の名所旧跡
東昌寺

◆本堂
15世紀中ごろ関宿城を築いたという簗田氏の菩堤寺で、六国山東昌寺と称する曹洞宗の寺院です。重層の桜門・本堂・鐘楼・開山堂・地蔵堂・庫裡などがあり、周辺には森が広がっています。
◆梵鐘
玄亨年間(1321年ごろ)に下野国の鋳物師・大工甲斐権守卜部助光(うらべすけみつ)によってつくられた名鐘で、1476年(文明8)に簗田持助によって東昌寺に寄進されたものです。1968年(昭和43)3月に茨城県指定文化財に指定されています。
◆山門
1689年(元禄2)に本堂を新築した際、時の関宿城主である牧野成貞(まきのなりさだ)の妻により寄進を受けたものと伝えられています。楼門上の天井には龍が描かれていて、1990年(平成2)に五霞町指定文化財に指定されています。
(五霞町山王山)